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三浦佑之著増補 日本古代文学入門』
  (角川ソフィア文庫 2021年9月23日 ¥1.240+税)
とりあえずこちらを

古代文学の入門書としては画期的なものではないかと自負しています。
かなりセンセーショナルな話題になりましたが、内容はいたってまじめに古代文学の面白さについて論じた本です。
増補版では、第5章を追加しています。これは当然、東日本大震災とパンでミック(新型コロナウイルス)の体験を踏まえてのものです。
それによって、いっそう内容は充実したと思います。どうぞお読みください。


【 目 次 】


 はじめに
第1章 異界を旅する
 一 死と生の起源--イザナミとイザナキ
 二 不老不死を求めて--タヂマモリ
 三 永遠の命を棄てた男--浦島子
 四 地獄に行った欲張り--田中真人広虫女
 五 旅をしなかった男--くらもちの皇子
第2章 女と男/男と女
 一 桜の女神と岩石の姉--呪詛する父
 二 返されるマトノヒメ--入水する女
 三 娘を認知した天皇--他人のそら似
 四 松に変身したふたり--恥じる恋
 五 蛇に見そめられた女--愛欲の果てに
第3章 エロ・グロ・ナンセンス
 一 殉死はなかったか--埴輪の起源
 二 天皇の秘かな楽しみ--殺人の快楽
 三 大きな神と小さな神--くさい話
 四 鬼に喰われた子どもとむすめ--笑われる親
 五 修行僧に感応した吉祥天女--不浄の染み
第4章 スクープされた事件
 一 盲目の少年と潔い男--滅びの美学
 二 天と赤兄と知る--有間皇子の謀反
 三 継母に殺された継子--大津皇子事件
 四 額田王をめぐる二人の男--皇室スキャンダル
 五 道鏡の一物--女帝の恋
第5章 揺らぐ列島、疲弊する人びと [増補]
 一 記憶される災厄
 二 天武朝の非常事態--地震に魅入られる
 三 流行病の発生
 四 国家中枢の壊滅--蔓延する「もがさ」
 五 貧困と逃亡--救いとしての山上憶良
終章 苦悩する時代の物語
 あとがき
 日本列島古代年表


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三浦佑之著『日本古代文学入門』 (旧版/単行本)
 (幻冬舎 2006年9月30日 ¥1.700+税)

3年ぶりになるのですが、本を出しました。
元気のなくなった古代文学を活性化すべく、誠心誠意努力したつもりです。

おそらく、表紙を見てドキッとなさる方が多いのではないでしょうか。
この時期でもあり、内容を考えると、見た目以上に刺激的かもしれません。
装画は、会田 誠 氏 の代表作のひとつをお借りしました。
章扉を飾る絵も 会田 氏の作品で、こちらは書き下ろしです。見逃せません。


 表紙装画
会田誠 (よくご存じでしょうが、このような絵を描かれます。MIZUMA ART GALLERY)
 (表紙は、大胆にも会田誠「山椒魚」を二つに分断して左右を入れ換えるなっています)


 【目次】

 はじめに
第1章 異界を旅する
 一 死と生の起源--イザナミとイザナキ
 二 不老不死を求めて--タヂマモリ  
 三 永遠の命を棄てた男--浦島子  
 四 地獄に行った欲張り--田中真人広虫女
 五 旅をしなかった男--くらもちの皇子
第2章 女と男/男と女
 一 桜の女神と岩石の姉--呪詛する父
 二 返されるマトノヒメ--入水する女 
 三 娘を認知した天皇--他人のそら似
 四 松に変身したふたり--恥じる恋  
 五 蛇に見そめられた女--愛欲の果てに
第3章 エロ・グロ・ナンセンス
 一 殉死はなかったか--埴輪の起源 
 二 天皇の秘かな楽しみ--殺人の快楽
 三 大きな神と小さな神--くさい話   
 四 鬼に喰われた子どもとむすめ--笑われる親
 五 修行僧に感応した吉祥天女--不浄の染み
第4章 スクープされた事件
 一 盲目の少年と潔い男--滅びの美学 
 二 天と赤兄と知る--有間皇子の謀反  
 三 継母に殺された継子--大津皇子事件
 四 額田王をめぐる二人の男--皇室スキャンダル
 五 道鏡の一物--女帝の恋         
終 章 苦悩する時代の物語
 あとがき
 日本列島古代年表


【 書 評 】


下の書評が出ました。みなさん好意的に読んでいただき感謝します。
ずいぶん評判になったということがわかっていただけると思います。ふだんの古代文学関係の書評とは、メンバーも違いますよね。

2009年2月28日

 金原瑞人「古典+古典発見+古典再発見+古典古典古典! 0に本古典文学入門』三浦佑之著」
 (『金原瑞人監修による 12歳からの読書案内』 すばる舎 2009年2月28日)
 前に金原氏が「トーハン週報」に紹介していただいた文章(下部参照)の再掲載です。

2007年6月2日 歯医者さん向けの雜誌『DENTAL DIAMOND』第32巻第6号に、
 川野里子さんの書評担当ページ「ひろいよみ」に、好意的な紹介がなされています。
 川野さんは、現在NHK短歌の講師を担当するなど、売れっ子の歌人です。

2006年12月17日(日) 清水良典氏の書評が「信濃毎日新聞」に出ました。
 「こんな講義を受けることのできた学生は幸運である」と書いて下さっています。恐縮します。
 「信濃毎日新聞」には、下の都築響一氏とお二人に書いていただいたことになります。

都築響一氏による「『日本古代文学入門』を読む」という文章が、地方紙各紙に掲載されています。
共同通信の配信記事です。確認できたものは、
 「信濃毎日新聞」(11月27日)、「北日本新聞」(12月3日)、「山陰新聞」(12月6日)、
 「徳島新聞」(12月8日)、「愛媛新聞」(12月9日)、「中国新聞」(12月12日)、「東奥日報」(12月18日)、
 「山陰中央神宝」(12月13日)、「秋田さきがけ新聞」(12月19日)、「新潟日報」(12月21日)、
 「高地新聞」(12月22日)、「長崎新聞」(12月27日)、の各紙です。都築さんありがとうございます。

金原瑞人氏の書評
が、「トーハン週報」006年11月10日(金)号に掲載されました。
「はっとするほど鋭くて、分かりやすくて、すっと頭に入っている」とほめていただきました。

浅沼 璞(はく)氏の書評が、「週刊読書人」2006年11月24日(金)号に掲載されました。
 まことに的確な書評だと思いました。

2006年11月12日(日) 岡部隆志氏の書評が「北海道新聞」に掲載されました。
  「東京新聞」の記事の再掲載です。

2006年12月号の 『國文學』 の 「学会時評 上代」で、毛利正守氏 が紹介してくださっています。

2006年11月6日(月) 大塚ひかりさんの書評が「産経新聞」に出ました。

2006年10月29日(日) 岡部隆志氏の書評が「東京新聞/中日新聞」に出ました。

2006年10月19日(木) 小野正嗣氏の書評が「週刊文春」(10月26日号)に出ました。

2006年10月15日(日) 川村二郎氏の書評が「読売新聞」に出ました。



        


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